家族で楽しむ 釣り 紀行

アオリイカ、地方名ではモイカと呼ばれるように
藻を好んで生息していますので
基本的には海中にアマモなどの藻があるポイントを攻めます。
産卵の際もこうした藻の隙間に産み付けますので
春の親イカ狙いでも藻の周囲を攻めるのは有効だといえます。

新子イカについても小さいうちは外敵から捕食される危険があるため
沖へ捕食に出かけることはできませんので
沿岸部の藻や障害物の周りに隠れていることが多いそうです。

餌木を出来るだけいろいろな場所にキャストし海底の地形を
把握することでイカの居そうな場所を攻めていくことが大切です。

小さなイカは比較的表層や中層に居ることが多く
大きなイカは沖の深い場所に居ることが多いのです。
こうした棚の問題もエギング攻略において重要な要素ですね。

潮がよく当たる場所や反転流が起きている場所など
海面や地形を見ながらイカの居る場所を限定していくことも大切です。

余談ですが、生まれたてのイカは蝕腕だけで餌木に掛かることが多く
成長するにつれて足でガッツリ抱くようになります。
エギングロッド ハリ 硬さ

基本的に親イカは生殖活動や産卵活動の際には
捕食活動自体に不活性なので釣り難いとされています。
対して新子イカは成長期であるため盛んに捕食活動を行うので
比較的釣り易いというのが一般的な意見です。

エギング初心者が釣り始めるのに適したシーズンは秋
という根拠はここにあったのですね。
ただし、近年、海水温の上昇やそれに伴うアオリイカの
生態分布の変化により場所によっては年中親イカも子イカも
接岸しているという特殊なエリアもあると聞きました。

そんなエリアでエギングができるって羨ましいですね＾＾；

アオリイカの生息に最適な水温は15度前後と言われているため
北海道以南の沿岸ならばほぼ日本全域で
アオリイカの生息が確認されていますがその中でも
より確実にアオリイカを釣るためにはこの海水温の条件を満たす場所や
時期を見極めることが大切だといわれています。

アオリイカはその形状から水泳能力に秀でているため
捕食能力にも優れています。
そのためエギングにおいてシャクリやダーティングの素早さが
要求されるひとつの要因となっています。

因みにコウイカなどは海底からあまり動かないために
捕食する範囲も限られています。

海中においてどの棚を攻めるか
どのように餌木を操作するかによって
イカの釣りわけをすることもできるということですね。